プロ野球

”大爆発”でペナントを制すのはどこだ!?

写真=2016年日本ハム優勝の立役者の一人、岡大海選手

こんばんは、タッツ(@tatsuvish222)です。
今回は今後のプロ野球の行方について書いていきます。

シーズンも8月に入り、原則として補強期間は終了しました。
ここから先、どれだけ現有戦力を最大化できるかが鍵となります。

特に必要なのが、これまではあまり戦力になっていない選手の”大爆発”です。

近年の”大爆発”

近年で最も印象的な優勝といえば、2016年の日本ハムの逆転優勝がまず挙がります。
この年は首位ソフトバンクに最大11.5ゲーム差を付けられながらも7月の15連勝で勢いをつけ、最後は大谷翔平投手の完封で優勝を決めました。

この時にキーマンの一人になったのが、岡大海選手(現ロッテ)です。

岡選手は6月末に1軍に昇格すると6試合で打率.542と打ちまくり、続く7月も20試合で.324と水準以上の数字を残しチームの15連勝に貢献しました。
8月には怪我で離脱してしまいますが9月に復帰すると13試合で.333の結果を残し、シーズン合計41試合で.374と”大爆発”を見せました。

この時外野のレギュラーだった近藤健介選手や陽岱鋼選手がシーズン後半にやや不調だったこともあり、岡選手の大爆発がチームを救いました。

翌年の2017年には山川穂高選手や森友哉選手の大爆発により、西武ライオンズが前年までの3年連続Bクラスから2位へと躍進を遂げました。
この時は山川選手が8月以降だけで打率.326、ホームラン19本と爆発し、今や球界を代表するホームラン打者に成長しました。

森選手はこの年の3月に死球を受けた影響で1軍復帰が8月となりましたが、復帰後は38試合で打率.339と爆発し、山川選手と共に西武”山賊打線”の中核に成長しました。

2018年の西武の優勝には中村剛也選手の大爆発がありました。
昨年の中村選手は春先から打撃不振で2軍調整を強いられる時期もありましたが、7月以降に爆発し、そこからシーズン終了までに25本のホームランを打ち、期間中の打率も3割を超えました。

このように、シーズンを好成績で終えるためには今まで眠っていた選手の”大爆発”が欠かせないのです。

今季の展望 パリーグ

現在のパリーグはソフトバンクが首位を走り、以下日本ハム、西武、楽天、ロッテと続きます。
ここまではソフトバンクが投手運用の粗さから出る数々の離脱者に加え、野手でも柳田悠岐選手の怪我やグラシアル選手のキューバ代表合流などの離脱が出る状況を選手層でカバーし首位を維持してきました。

まだ眠っている選手で言うと上林誠知選手が打率.201、中村晃選手が.217となっておりこの両選手の爆発が欠かせません。ここに復帰が待たれる柳田選手、グラシアル選手を交えて強力打線を再構築したいところです。

2位の日本ハムでは負傷離脱中の王柏融選手の復帰が間近であり、最近好調の谷口雄也選手やトレードで加入後打率.279を記録している宇佐見慎吾選手らと併用すれば繋がりのある打線が組めるでしょう。
そこに清宮幸太郎選手や横尾俊建選手のような長打力のある選手の爆発が加わると、2016年の再現もありうる状況です。

楽天は田中和基選手が打率.193、オコエ瑠偉選手が.165と苦しんでおり、両者の爆発が今後を左右しそうです。
ロッテでは実績組の井上晴哉選手や中村奨吾選手、角中勝也選手が眠っており、こちらには爆発の余地が残ります。また、2016年日本ハムの優勝の立役者である岡選手にも再度あの時のような爆発を期待したいですね。

西武は投手運用が崩壊、オリックスは根本的な打力不足が深刻なため厳しい状況でしょう。

今季の展望 セリーグ

セリーグは安定した戦いを見せるチームが無く、どのチームも決定打を欠いています。

巨人はここまでなんとか首位で来ているもののDeNAがすぐそこに迫っている状況です。
打線は概ね機能していますが、投手運用が崩壊していて首位を明け渡すのも時間の問題になっています。
爆発力を持った選手では、ビヤヌエバ選手とゲレーロ選手の両外国人に期待が集まります。

DeNAは春先こそ10連敗などで躓きましたが、ここにきて打線のコアの力+中継ぎの物量によって他球団がもたつく間に上がってきました。
打線では神里和毅選手や佐野恵太選手の活躍、そして待望の打てる正捕手伊藤光選手の定着で層が厚くなりました。

ここに経験のある梶谷隆幸選手や桑原将志選手の爆発がプラスされると、21年ぶりの悲願が見えてきます。

その他のチームでは阪神のソラーテ選手の活躍がセリーグの順位に影響しそうです。
阪神は元々優秀な投手陣を持つため、ソラーテ選手の爆発次第では一気に上を狙っていけるでしょう。実績のある上本博紀選手や中谷将大選手にも期待したいです。

広島は上がってくる選手はいるかもしれませんが、それ以上に雑すぎる投手運用によって浮き沈みの激しいシーズンとなっており、最後に待っているのは転落でしょう。
中日はモヤ選手の放出によって爆発力をみすみす手放してしまうことになり、一歩後退してしまいました。ただ上位に転落の可能性を持つチームがあるため、したたかに戦っていくことでAクラス入りを狙っていきたいです。

最後に

シーズンは長丁場であり、春先に計算した選手だけでは戦えません。
そうした”不備”のようなものを、選手の大爆発によって補いペナントを制していくものです。

だからこそ日頃から選手を煩雑に起用してはならないですし、いかにリスクを承知しているかのマネジメント力こそがチーム力となります。

今後は優勝するチームとそうでないチームにはっきり分かれていくことが予想できます。
その中で、どんなドラマチックな展開が起こるのかに注目したいです。

シーズン開幕から7月31日までの各チームの補強はこちら